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お笑いスポーツ中継。

お笑いスポーツ中継。_d0060094_12442915.jpg WBC、いま5回表、5ー1で日本が勝っている。おおタッチアップで6点目が入った。野球ファンではなくサッカーの方が好きだが、とりあえず我が国が勝っていた方が喜ばしい。気になることと言えば、歓喜していてもどこか陰鬱に見えてしまう王カントクの表情(笑)。
 しかし清水義範の「偏向放送」(角川文庫「アキレスと亀」に収録)を読んで以来、あらゆるスポーツ中継の度に、必ず思い出し笑いをするようになってしまった。この短編、マラソン中継の一部始終、アナウンサーと解説の徹底してムチャクチャ痛快な邦人選手びいきのやりとりが、そのまま物語になっている。さすがしみー、パスティーシュの名手。
「まあこれは余談になりますが、私どもDHKが、大日本放送協会という名称になります前、つまり日本放送協会、略称NHKといっておりました時代には、今のように堂々と日本人を応援する放送ができませんで(略)」
「変でしたねえ、あの頃のアナウンスというものは。日本人に勝った外人選手のことを見事です、と言ったり」
「(略)腹わたが煮えくり返る思いを味わったものです。(略)」
 わしゃたぶん一生涯、スポーツ中継を真顔で観戦することはできないのだろうな。いいけど。昼飯はインスタントラーメン塩味。命名・スリム白菜をオリーブ油で炒め、豆トマト煮を乗せた「ばっかり食」でした。
by columnbank | 2006-03-21 13:10 | いろいろ
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