カテゴリ:外へ、旅へ( 105 )

山伏神楽の御年とり&舞納め。

盛岡市の大ケ生(おおがゆう)は、市南部の北上川左岸、Route456からちょっとばかし山寄りに入ったところ。人口30万人県都の一部ではあるけれど、風情は山村に近い。
ミニコミ誌[ふるさと岩手の芸能と暮らし・とりら]を発行する各位の[ホーム]、大ケ生山伏神楽の里である。17日、権現様の御歳とりと神楽舞い納めに初めておじゃました。
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 演目は「八幡舞」「山の神」「天の岩戸」「〆切り」「前だし〜権現舞」。
 〆切りが一番印象的だった。「七五三切り」「注連切り」と漢字を当てるところもあるが、職業的にちょっとなーばすに感じやすい言葉ではありますな(笑)。〆縄を切る、その一瞬に向かって昇り詰めて行く、カタルシスティック(こんな言葉あり?)な舞なのだが。
 静かなのだ。荒っぽく暴れまくった末に切る、のではない。〆縄にひたひたと近づいては遠ざかり、を繰り返す。その度にテンションはいよいよ高々と張られた結界の境目に集約し、目が離せなくなったその時、緊張は弛緩する。
 あれほど今か今かと見ていたのに、声を上げる間もない(上がるけど)。見事な不可逆、切ったらもう、戻れない。時間はひとつの方向にだけ流れる。切る瞬間はやっぱ一眼で連写しないと無理やな。

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 山伏系の締めくくりは、やはり権現舞。[獅子頭]という方が時にいらっさるようだけど。同じといっていいのかしら? 権現は、仮の姿[=権]で現われた神仏のこと。
 こちらの権現サマがでっけえの立派なのって。観賞の方々み〜んな、頭を嚙んでいただいた。写真の娘っこは舞い手のお嬢ちゃんだそうな。自分が頭からバリバリ喰われているとしか思えないこの状況で父の愛を感得せよというのは無理があるかもしれない。やっぱ泣いちゃいました(笑)。
 かくして平成20年は過ぎ行く。
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by columnbank | 2008-12-15 20:25 | 外へ、旅へ

異郷で出会う、さらに異郷の味。

d0060094_20234584.jpg 先々週に取材で訪れた、秋田県での夕食。居酒屋にはキリン一番搾り・とれたてホップ2008年産があった。お通しはメヌケ(だと思ったが)の胸びれの煮付け。甘さ控えめで、柚子をきかせてある。けっこう若めマスターの腕を予見できる味。
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 いつも宅呑みでは発泡酒だけど、この時期だけは店頭に並んでいる限りこれを買う。がんばっておくれ〜、遠野でホップを栽培する皆さん。画像は「脇芽かき」の作業。竿の先で、余計な脇目芽をピッピッとはじくように取り除く。
d0060094_20442990.jpg 驚いたのは刺身三点盛りのガサエビ、クロソイに並んだもう一点。ハタハタである。これはうなった。水っぽいのではないかと危ぶんだらなんのその。サクサクの歯ごたえ、ふるふるとわななく白子ともども未知の刺身であった。酒は鳥海山麓の[雪の茅舎](ゆきのぼうしゃ)ほか。

d0060094_20352139.jpg 追加はガサエビの塩焼き。石川県ではゲンゲと呼ばれる日本海特産の深海魚を天ぷらで。メニューには「よしず」とかなんとかいう地方名が書いてあった(失念)。
 店の名は「居酒屋ふくろう」。仕上げにおにぎりと味噌汁で、実に幸福な夕食でした。
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by columnbank | 2008-12-06 20:45 | 外へ、旅へ

黒森神楽 in 遠野。

d0060094_20494185.jpg 岩手宮古市は、黒森神社の奉納神楽。もう一週間経ってしまったけれど11月8日、遠野八幡宮を会場に催された。昨年は見られなかった、今年こそは、と前売りを買っての観賞。
 黒森神楽についてはホームページに任せます。手抜きどすけど。
 演目は・・・。
 ・打ち鳴らし
 ・八幡神楽共演/岩戸開き
 ・ 同    /鶏舞
 ・岩戸
 ・三番御神楽
 ・大蛇退治(おろちたいじ)
 ・狂言〜粟蒔き
 ・山の神舞
 ・恵比寿舞

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 早池峰流はけっこう見てるんだけど、黒森は権現舞だけを、数年前に盛岡の[プラザおでって]で見た。現[とりら]事務局さんほか、有志が企画した「神楽入門講座」(だっけかな?)でのこと。
 今回初めて数番をちゃんと観賞、あっ!ちゅうまの3時間であった。最高に楽しかったけれど、なんというか、うまく伝える言葉が見つからない。写真をみながら、ゆっくり反芻しているところ。
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by columnbank | 2008-11-15 21:06 | 外へ、旅へ

岩手山の裾野を。

 山はいいよねー(立松和平)。

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by columnbank | 2008-11-12 07:06 | 外へ、旅へ

わたくしの周りに肉ラーのみなさんは多い。

[マクロビ]とか[ベジタリ]て、楽しくないよね。
という意見が一致する友は多い。
きちんと学んだ方の料理を、食べた上での感想である。
それぞれの皿は実においしく、確かにカラダにやさしいとも思うけど。
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てことで、豚肉。おいしく調理してくれるシェフにありがとう。育ててくれる人、もっとありがとう。がんばってください。応援します。
[レストランこかげ]のトンカツは洋風カツの白眉〜岩手八幡平市(上左)
[レストランあさひや]のカツカレーピラフ、「反則の取り合わせ」と言った人がいるとかいないとか〜岩手一関市(上右)
他に、とんいち〜岩手水沢市、美味小屋(うまごや)〜宮城仙台市、こんの〜宮城仙台市のカツを愛している。共通点は、分厚くない、油の香りが良い、衣が厚すぎない、[サクサク]より[シャキッ!]。

d0060094_11164593.jpg肉系ダシのラーメン、朝6時31分からやってる[ラーメンショップ]。岩手の一関、金ヶ崎、花巻、盛岡、花巻などに店があるけれど、微妙に味が違ってて、マイベストは前沢店。チャーシューが泣ける。
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d0060094_11225649.jpg新宿高島屋のナントカいうレストランの、ペッパーステーキ(上左)。[うまい肴・然(しかり)]の柚子胡椒焼〜秋田市(上右)。
[ダイニング・コーディアル]のポークシチュー〜秋田市(左)。
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by columnbank | 2008-10-31 11:27 | 外へ、旅へ

住まいのまわりに森を。

 千葉県市川市のニッケ鎮守の杜へ、初めて行ってみた。
 商業施設に隣接して、小さな社の鎮守を残し、維持していくプロジェクトが続けられている。(写真は年に一度の催し[工房からの風]。左奥に[ギャラリーらふと]が見える)
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 商業施設自体は、日本全国の都市近郊によくお目にかかる複合施設で、とりたててデザインが優れている訳でもない。けれど、[鎮守の森]をはさんで市の文教施設と連続し、樹木のモコモコと茂った景観は、(欧州ならともかく)日本のしかも首都都心に限りなく近いまちでは例外的ではないだろうか。
 樹木を維持する、ということが実は大変なこと。それはいつもクレームと背中合わせだ。枝が落ちてきて人に当たった、車を傷つけた。毛虫がボタボタ落ちてくる。枯れ葉が腐って汚い、雨樋が詰まったどうしてくれる。そうならないように誰かが管理しているに違いない(市の施設や道路ではもちろん市が)。
 管理はかつて、その木を植えた人が、あるいは地域のみんなで行っていた。そうしてリスクをていねいに摘み取れば、利の方が大きかった。食べる実がなる。暴風を和らげてくれる。落ち葉は堆肥に、枝は燃料になる。食と仕事のために木は、なくてはならない[よりしろ]だった。
 今は昔と違う、というのが、木を不要とする側の理である。アルミサッシと頑丈な素材の家は雨風にびくともしない。食べるものも燃料もどこでもいくらでも買える。そっちはもう大丈夫だから(ホントか?)、公共の安全・安心・快適を徹底すべし。そう言うのは都会の人だけかと思うと、田舎も案外そうなのだ。いわゆる屋敷林や鎮守の森、墓守の森が、目も当てられないくらいに伐られている。伐ったあとに「あ〜さっぱりした」なんて爽やかに笑っていたりする光景を見るたびに、悲しくもあるし、その奥底の方では言い知れない怖れを抱く。
 これも一つの原理主義ではないか。いちばん大きな利をソッコーで追求するあまり、[その他]を卑小な利として切り捨てる。樹間を渡る風も、葉先を伝う雨だれや、土とか草の汁の匂いなんかも、本当は[実利]だというのに。
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by columnbank | 2008-10-21 08:53 | 外へ、旅へ

金華山号?(続々・鬼首るぽ)

d0060094_21162671.jpg 観光マップにあった荒雄川神社(別名・主馬神社)というところに、ここで産した明治天皇の愛馬、金華山号がまつられていると。
 はて、どこかで聞いた名前だなー。思い出した、[馬好き写真家]grassさんのブログで見たんだ!
 インターネットのおもしろいところである。
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by columnbank | 2008-09-30 21:20 | 外へ、旅へ

鬼首(おにこうべ)、追伸。

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 大崎市鳴子地区は、6月の岩手・宮城内陸地震で大きく揺れたけれど、実害はほとんどなかった。でもこの夏休み、お客さんは激減。しょうがない、のだろうか。
 山ぶどうやあけびで編組を作る名手、Kさんのペンションに一晩お世話になった。うまくいかないことは重なるもので、つい最近まで体の調子を崩していた由。ようやく元気になって、少しずつ作品に向かっている。
 「1年近く編んでいなかったから、頭も体も編み方を忘れている。思い出しながらやってます」
 鬼首高原、風の音だけが響く夜だった。
d0060094_2212266.jpg荒雄湖畔の蕎麦屋、[鬼の庄]のざる大盛り。ここのはほんっとに盛りがいい。ちょい平がかった、腹もちするタイプの打ち方である。もう少し細めの方がいいけど、まあおいしおす。

 花立峠から、鬼首盆地を見下ろした。黄金色の田んぼが見える。
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by columnbank | 2008-09-29 22:13 | 外へ、旅へ

丸森のうまいもん。

d0060094_19302131.jpg 本県最南部の丸森町へ行って来た。大内地区の産直、にぎわっている。大豆が国産だ外国産だというずっと以前から、近くの大豆を使っていた豆腐店がある。天然キノコはやっぱりここでもほとんど見かけなんだ、遅れているみたい。
d0060094_1940143.jpg 産直近くの食堂は、自家製麺が自慢。半チャンラーメンを頼んだら、ラーメンのボリュームがけっこうなもので、1・5玉くらいあるんじゃないか。また太る。
d0060094_1944334.jpg そしてそして。丸森ゴーダチーズを、どっさり買ってきた。ホール1コが3kg、その4分の1だから750g。大迫のチーズ、北上のチーズ、葛巻のチーズ、いろいろ食べたけど、ここのゴーダが一番口に合う。
 熟成期間7カ月の[セミオールド]、100g550円。熟成が浅い[ヤング]は350円/100g。飼料の高騰で原乳が上がっているのに、よくこの値段で頑張っていると思う。
 口当たりのいい辛口のワインなどをかたわらに食べたら、あっ!ちゅうまになくなってしまう旨さなのだ。
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by columnbank | 2008-09-21 19:51 | 外へ、旅へ

この数日3)〜手仕事もんもん。

小岩井まきば園で恒例の[クラフト市]にて。
井川メンパを包む、柿渋染の端裂れ1000円。
からむしのコースター800円。
蕎麦猪口、 1800円(右)。
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数週前に買ったものも混じっている。
左の蕎麦猪口、1500円、藍學舎にて。
白ベース×染付け×このフォルム、って買っちゃうし、いちばん使ってる。
お茶、こーひー、酒、焼酎、時には小盛りごはん、ちょろっと味噌汁。
刳りもののスプーンとフォークは南昌荘で、南会津の作家さん。

一日で神子田〜小岩井〜遠野祭りのハシゴは無理であった。
遠野すまぬ、また今度。
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by columnbank | 2008-09-16 18:16 | 外へ、旅へ