雪、のち晴れ。

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 朝は音もなく降る雪であった。
 年が明けてから、たまにフクロウが啼いている。
 あまり早い時間ではない。
 夜半過ぎから、2時〜3時、そんな時間。
 昨夜も。


 親子で日向ぼこ。
 チビがだいぶ大きく見える。遠近効果である。

d0060094_15291958.jpg東北福祉大学の芹沢銈介美術工芸館で、
「芹沢銈介のデッサン」始まる。
 H先生、ご案内をまたもありがとうございます。
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# by columnbank | 2009-01-27 15:29 | 小屋ライフ

日本酒がおいしい。

d0060094_2053559.jpg左から・・・。
乾坤一・特別純米(けんこんいち/宮城県村田町)。
日高見・本醸造(ひたかみ/宮城県石巻市)。
南部美人「燗」(岩手県二戸市)。中身は本醸造。

乾坤一は、仙台の大姉&小姉にいただいた、はっぴバースデー。
ありがとうございます。感謝にたえません。
んふふ♥

d0060094_2143879.jpg南部美人「燗」、右隅に一文字。かなり大胆なラベルである。
これは花巻小屋にもっていこう。
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# by columnbank | 2009-01-24 21:08 | 飯、菜、酒、肴

最近のうまかったもの、ほか。

弟のリクエスト、「うまい焼き魚が食いたい」
で、女川漁港(クルマ25分)の魚屋で、氷の上でまだ生きているマコガレイを買ってきた。30センチオーバー、肉厚、子持ち! 
刺身でもいける鮮度をあえて焼く。うまくないわけがない。
アゴの下やほっぺに、よく締まった肉が隠れている。皮の焦げ目が、中心がレアの卵が、日本酒を呼ぶ。

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 花巻小屋でのクッキング、onアラジンストーブ(取説には鍋類を載せるなとある)。サバ水煮缶はえらい。オリーブオイルとハーブでイタリアン。ごま油と花山椒にすればヌーベルシノワ(か?)。

 味噌焼きおにぎり、シソっ葉とともに。シソは葉も実も、塩漬けにしておくとほんとうに重宝。摘み頃の[段取り]がものをいう。
d0060094_16532268.jpg どんと祭(=どんど焼き:正月送りですね)で使った公民館の湯呑み茶碗が、丸盆と絶妙のプロポーションなのでパチリ。見えないけど底に「アサノヤ」とあるのは、まちの酒屋。公民館が建った時のお祝いだったのかも。当方が小さかった頃、父親はここで配達を仕事にしていた。サザエさんにおける三河屋(字の当て方は正しいか?)さんだったのである。
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# by columnbank | 2009-01-21 16:48 | 飯、菜、酒、肴

♪あなたが 噛んだ・・・

d0060094_225350100.gifd0060094_20353768.gifこの記事は住まいネット新聞[びお]のブログ集にもエントリーされる、はずです。

♫アタマが 痛い・・・
なんてギャグを、権現様に噛んでもらったあと小声で唄うオヤジがいたから笑っちった。どうしてくれんだよ吹き出してしまうじゃねえか、柄にもなく敬虔な気持ちなのに。

 石鳩岡神楽(岩手県花巻市東和町)の舞初にて。演目の最後に舞う祈祷権現舞で、権現サマが掲げた[体幕]の下を歩き(胎内くぐり) 、頭を噛んでもらって厄を払うのが、毎年頭のならわしになっている。その割に幸が薄いような気もするのだが(笑)、ご利益によってこの程度で済んでいるのだ、と思いつつ。

d0060094_21484384.jpg こっから笑い話抜きでいきますよ。

 主に早池峰流の神楽を追っかけて10年になる。そもそも自分はそうした郷土芸能に入れあげるほどの人間ではない、はずだった。一般論の範疇で理解と共感はするし、取材の対象として着目はしえたけれど、定期公演やお祭りに駆けつけるほどになるとは、夢にも思わなかった。
 松の木や鶴亀といった吉兆の意匠。太鼓や笛の、いかにも「郷土芸能らしい」旋律とリズム。第一印象はキッチュの一言。隠さずに白状すれば、どこかで古めかしいとも思っていた。そんな浅い第一印象を飛び越えたところに、洗練された美しさがあると気づくことができたのはつくづく幸いだったと思う。それは能や歌舞伎やバレエとは(これらのいずれも理解は浅いが)まったく質(たち)のちがう、農と山仕事に根ざした豊かな土の香りがする。

 時にユネスコの『世界遺産』、こんどは無形文化財の登録が始まるそうだ。石鳩岡神楽の本家(師匠)である、早池峰流岳神楽(たけかぐら)は、対をなす早池峰流大償神楽(おおつくないかぐら)とともに、日本からの登録第一号になる予定という。栄誉なことである。追っかけとしては心からお祝いを申し述べたい。
 一方で、こうした郷土芸能の存続はとてもむずかしくなっている。[世界遺産]岳も大償も、弟子神楽の石鳩岡も十数軒〜数十軒の集落。決して楽ではないはずだし、例外とは言えない(岩手の芸能に明るい、さるお方も気にかけておられた)。人口の減少、高齢化、少子化。ムラでの生活はかつてのように農や山仕事だけでは成り立たず、都市部への勤め人になっていることが公演を難しくする。
 石鳩岡神楽の公演は大小合わせて、年に50回を越えると聞いた。休日を返上し、時には仕事を休みとやりくりして、土日とは限らない縁日にまとまった人数が馳せるのは、ちょっとやそっとの思い入れでできることではない。それでも若手が後に続き、週一の練習に公演にとて頑張っていることにひたすら頭が下がる。
 実数などはわからないが、日本中で膨大な数の郷土芸能が受け継がれることなく消えているはずだ。世界遺産登録はきっと早池峰流神楽の励みになると思うが、決して永続を約束してくれるわけではない。一番大事なことは、神楽がこれから先もずっと舞われ続けること。それには、集落での暮らしが成り立たなければならない。トキを守るためには、トキが生きる里山ごと守らなければならないように。会社勤め〜雇用もさることながら、本来ならば米や野菜や木材が、正しい対価で買い支えられなければいけないのだ。そんな自然と寄り添ったなりわいを土として芽生え、育ったのが、神楽をはじめとする郷土芸能なのだから。

 下は、石鳩岡神楽保存会の会長を務めるNさん、[山神舞]の跳躍。そして扇のとりまわしが美しい「屋嶋舞」は、このお二人の十八番。
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# by columnbank | 2009-01-19 21:22 | 住めば都的トウホク

肉を食べる。

d0060094_13473578.gifd0060094_14104380.gifこの投稿は[環境goo・美しい味の日本]にもエントリーしています。


d0060094_13465012.jpg きら星のようなレストランを取材する機会はめったにないけれど、食材に丹誠込める農家へは何かとうかがっている。昨年の秋から冬にかけては、肉畜農場の取材が相次いだ(by 「家の光」)。一軒は黒毛和牛の繁殖〜肥育農場。もう一軒は、世界で最も権威ある(のかな?)レストランガイドで評価の星がついたという、イタリアンで使われている養豚農場。小さな農場を切り盛りする夫妻に、[星]の気負いなどはなく、秋田の長閑な山里で、のびのびと豚っこたちを育てておられた。完全遮蔽&冷暖房つきという最新の豚舎・・・ではなく、隙間だらけクモの巣だらけのオンボロ豚舎で。豚たちには、この環境が良いのだという。

 時に、世間では子供たちで豚を肥育して食べよう、というプログラムに挑戦した小学校があったようで、映画にもなって公開されている。みんなでかわいがって、情が移った豚を食べるか、食べないか。ディベートのシーンは台本なしと小耳に挟み、この正月に「ブタがいた教室」を観た。コアな意見がひととおり、子供たちの口から出そろった感じ。
「食べるってことは殺すことなんだよ」
「Pちゃん(豚の名)は食べちゃだめで、他の豚を食べればいいって、差別じゃん」
「豚は食べられるために生きてるんじゃない、ぜんぶ人間の都合だ」
 一日や一週間ではとても結論が出ず、卒業までの砂時計が聞こえそうな間際に至って追いつめられて行く子供たちの憔悴した、不安な目はなかなかリアルだった。

 食の本質を教える手法として、だいぶハードではあるだろう(極めるならば自分たちで殺し、さばく手法に思い当たるが、日本では法令でできない)。結論はどうあれ、命に向き合うことが大事、とは台詞にも出てきた。それはともかく、ペットとして育ててしまったスタートに少々の残念さを感じる。肉畜生産農家の協力で、出産してから出荷の日までを手伝う感覚で豚にかかわり、そのゴールとして自分たちで食べるか食べないかを考えたなら。また違った発見や意見が出てきたのではないだろうか。食べるために日夜育てている畜産家の思いがそこにはあるから。

 拙宅でもいま母牛&子牛が一頭ずつ居るけれど、かわいがり方は独特な感情がこもる。その思いが集約される一言は・・・。
「めんこいな〜高く売れろよ〜」・・・これじゃ。心からカワイイと思う。でも高く売れてこちらの懐を満たして、いずれはおいしく食べられてくれよ〜。そういう相反する感情が、全国の畜産農家一人一人の胸には矛盾することなく収まっているのだ。その辺も含めて、食べることの意味を、子供たちには考えてもらたいもので。

 思うに、全国に多数ある農業高校や農業科をもつ高校の敷地に、幼稚園や保育園があったら絶対いいはずなのに。おにーさんおねーさんと一緒に、余計なストレス(PTAとか)を気にせず、食と命を自然に学べる環境としてサイコーだと思うんだけど。

 ハラ減った。ガッツリ食べたいな、トンカツとかカルビとか。
 ちなみに写真はスーパーのトンカツではなく、岩手県紫波町にある牧場直営レストランの黒豚カツ。おいしおす。
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# by columnbank | 2009-01-12 13:54 | いろいろ

おやすみ、まみにゃん。

[ニャン賀状]をつくってから二週間。
1月9日から10日に日付が変わる頃、静かに、眠るように息絶えた。
21年間、ごくろうだったね。

d0060094_20554164.jpg 日一日と、動きは鈍くなってきていた。いよいよだな、と感じてミカンの空き箱に毛布を敷き、中に収めたら、もう出ようという気配はなかった。ゆっくりと呼吸に波打つ胸。それでも時折、何かを思い出したように顔を上げて外を見る。焦点は定まっていず、ここではないどこか遠くを見ているようだった。

 写真は、これまで撮った中でいちばん貫禄がある一枚。5年くらい前のもの。
d0060094_2102593.jpg 折しも、弟が正月のラッシュをはずして8日から帰省していた(写真はミカン箱のまみにゃんに寄り添う彼)。まるで、帰りを待っていたかのような逝き方である。
 弟が高校を出て就職した昭和63年の春、我が家へもらわれてきた。ちょいと早めに親から離されもらわれてきた[まみにゃん]。弟が一時帰省した折り、夜中に布団に入って来て手指をちゅっちゅと吸った、と当時を懐かしむ。
 そもそも家族以外の人間がになつかない人見知りネコだった。他人に近寄らないどころか、茶の間に知らない人間がいると、奥の部屋へ隠れてしまうほど。けれど、弟だけはどんなに久しぶりに家に帰って来ても、忘れることはない。膝の上でゴロゴロといつまでもくつろいでいた。

 朝、季節はずれの雨が降る中、氏神さんを祀る屋敷林の一角を掘って、休ませてあげた。カリカリふーどをひとつかみと、黒豆せんべいを半分御供え。ゆっくりおやすみ。いっしょに生きてくれてありがとう。おまえがいてくれたことで、うちら家族がどんなにおだやかな気持ちでいられたことだろう。人に換算すれば、どう計算しても100歳以上。ほんとに、ほんとうにありがとう。
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# by columnbank | 2009-01-10 21:25 | にゃん。& 生きもの

21回目のお正月。

d0060094_1117465.jpg 去年は母方のバアさんが大往生して、年賀状はナシだった。今年復活したニャン賀状である。

 よく生きてるな。
 エライぞ。
 晦日あたりから、カリカリを食べなくなった。さわると背骨の一個いっこ、骨盤の角がわかるくらいに肉が落ちた。いまは牛乳と水を、ゆっくりと、本当においしそうにたいらげる。
 あんなに好きだった毛繕いはしない(できない)。椅子の高さなんてとてももう上がってこられない。Uターンする時に、後ろ足がよろける。目やにがもう大粒の涙のように流れて目頭にたまる。
 べっぴんだよ(笑)。


d0060094_1043926.jpg ニャン賀のネタにしたもう一匹のにゃんこ、タイマグラの[うし]について、後日談が染屋&桶屋さんからもたらされた。曰く・・・。

 昨年、タイマグラに君臨していた[うし]であるが、Y家(民宿フィールド・ノート)でパンを盗んだ罪に寄り、I氏(民宿渓雲荘)に捕獲された。ところが10km下の江繋集落にて放したため翌日には帰還。今度はI氏に訓告!
 リベンジに燃えたI氏は再度捕獲に成功、教訓をいかし遠野市附馬うしにて再釈放した。その後[うし]が荒川高原を越えたという報告はない。


わたくしのツッコミをいくつか。
1.10kmをタイマグラまでソッコー帰還したポテンシャルに驚愕。
2.江繋の方が暮らしやすい気がするのだが。
  人家多いし、いくらかあったかいし雪少ないし。
3.2度も捕獲するI氏、たいしたもんだ。
  やっぱ動物写真家は狩人にもっとも近い人種。
4.附馬牛(つきもうし)に放たれて、今度はひょっとしてデクノボー氏(知ってる人しか知らなくってごめんなさい)の家辺りを、襲っていないか。
5.荒川高原(1000m超、冬期通行止)を越えたらもっとすごいぞ。
  雪が解けたら越えたりして、と期待・・・じゃなくて心配(笑)。
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# by columnbank | 2009-01-08 11:06 | にゃん。& 生きもの

賀春。

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d0060094_14545639.jpg 各位あけましておめでとうございます。

 年末にひいた風邪は結局治ってません。
 だるい体をひきずって地元の式内社に元朝参りしました。
 仕事場の掃除は、1月2日になんとか決行。
 3日、いよいよ割れそうな頭にむち打って、花巻市は大迫の早池峰岳神楽(たけかぐら)舞初に強行しました(よく行ったもんだ)。一夜明けて花巻小屋に掃除機くらいかけようと思ったら、本宅から持って来ていた掃除機が沈黙。いいや今度来た時に大家さんに借りよう。


 先が思いやられます2009年。 
 どうか、各位におかれましてもつつがなくあられますやうに。
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# by columnbank | 2009-01-05 15:07 | いろいろ

飾りつけ、他。

d0060094_20342494.jpg 氏神さんに注連縄、餅、その他。
 神棚には松飾り、水木、御幣、その他。 
 新しくとりかえましてござい。
 式年遷宮もそうなんだけど、ようするにリセットの精神文化ですね。
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d0060094_20482834.jpg 風邪でかったるいカラダ、スパルタ療法のつもりで牛舎のうんPっぴを出した。今夜が明ければ干支だもの。まっさらな籾殻と寝わらにコーフンする親子之図。おいおい子の方[コンソメ](生後4カ月)、頭から籾殻に突っ込んで喜ばんでもええて。
 おそらく5月か6月には市場に出す。高く売れろよ〜。きたるその日は高らかに唄おう♪ドナドナ。

 そゆことで本年は大晦日を持ってうちどめ。
 コメントをくださった方、ありがとう。
 コメるまでもないけど見ててくれた方、ありがとう。
 どなたさまも、お世話になりました。
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# by columnbank | 2008-12-31 20:44 | いろいろ