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焼き干しでうどん。

焼き干しでうどん。_d0060094_19252581.jpg 仙台大姐からいただいた、青森県下北の名品いわしの焼き干しで、うどんつゆをこさえた。煮干しのように湯へうま味が逃げてしまう余地がない。すばらしいうまさであります。
 「ラーメンは麺をより美味しく食べるなら冷たい方。スープをより美味しく食べたいなら熱い方がいい」と説く友人がいる。ラーメンに限らず、蕎麦もうどんもスパゲティも、冷たい方が麺のおいしさは冴える。よって、本日の肉そばも冷たいです。おっといけねえ、肉は冷たいとおいしくない( 冷しゃぶや牛の握りって、わざわざ一番まずい料理法で食べている)。温め直して別皿で食べました。例によって梅干しと七味、黒胡椒で味が完成する。今回はうどんもめっぽうンまい。最近、東京から石巻へ移り住んだ建築士氏にいただいた。上州群馬は讃岐にも負けないうどんの名所、らしい。館林うどんという会社の製品で「味の本陣」なんてベタなネーミングだけど、うまさに免じて許そう。
焼き干しでうどん。_d0060094_19332573.jpg さてダシがらをどうするか。普通、煮干しは20分くらい煮出しても味が残っているもんで、これをかじりながら焼酎を飲むのがまたうまい。ところが。焼き干しの場合はダシがすべて湯に出きってしまう。よってカスカス、抜け殻、こんなダシの素って他にあるだろうか。
 でもやっぱりもったいないので、昆布のダシがらとともに、豚肉の煮汁で煮てみました。けっこういける。味がなかったら補いましょう。人生にも通じる教訓ではありますまいか。何がどう通じるのか? あまり意味はありません。

by columnbank | 2005-12-18 19:40 | 飯、菜、酒、肴
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