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裸足の快感。

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 岩手県は八幡平市へ取材に行っとった。晴れて岩手山くっきり。旧松尾村の、無農薬でミニトマトを栽培している婆ちゃんが「こっから見える岩手山がいちばんお姿がいい」と話していた。盛岡の人や、滝沢村の人も、きっと自分のところから見る岩手山にいちばん愛着をもっている。それにしても「お姿」という敬語が自然に出てくるところがいいではないか。
 仕事の後、河川敷にクルマをとめて水と遊んだ。五指をなでていく水流がそれは冷たくて清々しくて、足が喜んでいる。
 ちょうど良いことに盛岡市の保存建造物南昌荘で、早池峰山麓タイマグラに住む染織家、CHIHOさん他の作品展始まる。毎年の恒例展で4〜5年前から見、案内状も頂いているが、去年は用事で来られなかった。こういうときに岩手で仕事があるのは渡りに船。
 彼女のパートナーは桶屋さんで、今年初めに拙宅の水漏れする古桶の画像をメールし、修理できるかどうか、問い合わせていたのだった。アドバイスは「だいぶ傷んでいるので、なおしても新材とうまく合わない可能性が高い」と。納屋の屋根裏から、使っていない桶がもうひとつ出てきたので、新品を頼むことはなかった。
 でもいずれ、という野望をひとつ温めている。今度の冬。手頃なサイズの桶を新調し、甘酒を仕込んでみるというプラン。甘酒だよ。甘酒っつったら絶対に甘酒だ、考え方は。でも作り方を間違えて、甘くないものができてしまう分には、これは事故である。何ら非を問われるところはない。そのときには、失敗した(あくまでも)甘酒を「しょうがないな捨てるのもったいないし」と言いながら、溜め息をつきつつ飲むことになるだろう。
 そゆことで、桶代の仕事を募ります。千客万来。
 まだまだ続く岩手ツアー強化月間。31、1日は大迫の早池峰神社例祭だ。ああ、秋にかけて大小の神社で神楽が続く。出かけるためには、いまこうしてブログを更新しているヒマなどないのだ。ちゃっちゃと八幡平取材の原稿を書けっつーの。
by columnbank | 2006-07-29 15:08 | 外へ、旅へ
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