16日夜から17日にかけて、秋田・岩手豪雨の洗礼。
岩手県内で最も降ったのが、花巻地方であった。 当「花巻小屋」は北上川からだいぶ登った河岸段丘にあるので、当初から心配はしていなかった。ここに水が浸かったら、市街地の半分が水没するだろう。 でも、水の逃げ場がない位置にある家屋では床上/床下浸水が起きた。お気の毒です。めげないで頑張ってね。 宮沢賢治碑(羅須地人協会跡)がある木立のすぐ下の田畑、つまり賢治の「下ノ畑」がかつてがあった場所も水没。ここに田んぼやリンゴ畑を開いていた方も、お気の毒なことこの上ない。収穫は目の前だったのに。これも農の辛さであるが、「自然に減らされるのは仕方ない」と顔を上げる強さも、農家はもってやってきた。がんばってくれい。 その、羅須地人協会について書いた稿が、季刊「住む。」23号に載ります。各位、どうか本屋で手にとっておくんなまし。21日発売だよん。 この豪雨の日を含む15、16、17日と、岩手山麓を移動しながら取材していた。16日、移動の合間に、小岩井農場を会場に催された「CRAFT市」へ。木工、陶芸、布、硝子、その他その他80名のクラフトマンたち、おつかれさまでした。事務局を務めたおなじみ桶屋&染織屋さん、ごくろうさまでした。 ゲットしたもの。福島県昭和村から、「畑から育てた布」のコースター。いわゆる「からむし」の織物。ワンポイントはゼンマイと、あとなんの草だっけ? センダン草だ。草のやさしさ。手の中にある衣。植物を育て、布にするまでの途方もない手間を思う。 焼き締めの花器。花を飾る柄ではないが苔玉つき、ちゅーことで。なぜか蹄鉄をごっそりと持って、買った人にプレゼントされていた。アルミ製で意外に軽い。クギを打つ隙間に、ボロ(ウンチ)っぽいものもはさまっている。干し草の香りがして、不潔には感じないものです。むしろ運がつく、実に喜ばしい。ラッキーがこぼれ落ちないよう、U字型を上向きに、花巻小屋に飾る。 移動販売の「地産地消タコ焼き」。地元素材で、パリッとしていて実にうまい。[タコ焼き屋]Yさん、2年前に大船渡のグリーンツーリズムモデルツアーで、一度お会いしている。おもしろいこと始めたんだねえ。 豪雨の真打ち17日は、早池峰山麓タイマグラの民宿へ。道路寸断の中、よく行ったもんだ我ながら。翌日、燃え尽きて灰になったような桶屋&染織屋さんをねぎらって帰ったのであった。
by columnbank
| 2007-09-19 18:30
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