とても大事な本である。
[ある小さな官衙に関する幻想 猫の事務所]〜宮澤賢治/原田紀子画(冬花社)
軽便鉄道の停車場の近くにある、猫の第六事務所。老猫事務長の部下は、一番書記が「白猫」、二番書記が虎猫、三番書記が三毛猫。そして四番書記が[竃猫]である。
竃猫といふのは、これは生れ付きではありません。生れ付きは何猫でもいいのですが、夜かまどの中にはひつてねむる癖があるために、いつでも体が煤できたなく、殊に鼻と耳にはまつくろにすみがついて、なんだか狸のやうな猫のことを云ふのです。
炭の下の素顔はどんなのだろう。
なんとなーく
こういう顔のような気がするのだ、根拠はないけど。
追記!ネコバカはこれも必見。